マンション購入時に食洗機と生ゴミ処理機のどちらかを選べたのですが、業者のミス等もあり結局両方つけてもらうことになった生ゴミ処理機をついに撤去することになりました。生ゴミ処理機はフランスベッドが販売しているもので、名前は「キッチンエンジェル」です。
経緯
ここに至るまでは色々ありました。まずは内覧会で、指定した生ゴミ処理機がついていない。そして、指定していないビルトイン食洗機が付いている、というトラブル。
おそらく取り外し等の手間を回避したのか、販売業者から「両方付けます」と言われ、すこし得をした状態で居住開始。
その後、12年経過した2015年に生ゴミ処理機の乾燥済みゴミを入れるタンクが割れてしまうトラブル。しかし販売元のフランスベッドは既にこの製品の扱いから撤退しており連絡も付けられない状態。似たものを調べると、「ちくま精機」の「キッチンカラット」OEM製品であることが判明し、そちらに問い合わせるも既に仕様が変わり代替品はないとのこと。仕方なく耐熱テープで補修して一時しのぎを。
しかし、一時しのぎは所詮一時しのぎ。結局動かなくなってしまい、撤去をお願いすることにしました。
撤去
撤去の作業は、上記の故障時の問合せでちくま精機さんから教えてもらった業者さんの連絡先があったのでそこにコンタクトを取りました。ちくま精機からは3万円前後かかりそうと言われていたのですが、業者さんに連絡を取ってみると2万円前後で済むだろうとのこと。機材は排水管の間に挟まる形で設置するもので、水道関係の作業なんてやったことがない素人には工具すらないので手が出せるものではありません。2万円なら安いものです。というわけで依頼しました。
この生ゴミ処理機は、台所の流し台にある排水口から専用のものになっており、排水口に生ゴミを放り込んで、専用の蓋を押し込むとそこで破砕処理が行われ、流し台の下にある乾燥処理機にゴミが送り込まれて貯められる仕組みです。生ゴミ自体は排水管へは流されないのと、生ゴミ処理以外の利用時はみずはそのまま排水管に流れるというのが特徴。なので、取り外しとなると流し台下の装置以外にも、流し台の排水口自体も取り替えることになります。そのあたりどうなるのかとおもっていたら、業者さん、一度台所を見たあと
「この流しに合うものを買ってきますね」
といって出て行ってしまいましたww。今から買うんかい！！。多分、実際に現地で実物を見なければ適合品が判らないのと、素人が伝えたところで正確に伝わらない可能性があるからでしょうね。しばらくすると戻ってきて、いわゆる「排水口にメッシュのごみ受けがある、普通の排水口」になりました。
そんなに掛からず作業は完了。支払いは現金でその場で。費用は税込で19,440円でした。おそらく排水口部品の費用も入っているので、金額はケースバイケースかと思われます。ですが、撤去、排水口交換から不要機材の処分までやってもらってこの価格なら納得です。
所感
結局生ゴミ処理機は2003年～2016年で終了となりました。ちくま精機のキッチンカラットに交換するという話もあったのですが、費用が30万円近くかかるので我が家は断念しましたが……使って見ての感想は「便利だった」です。生ゴミの量が明らかに減っていました、というかほとんど出ませんでした。流し台下の装置は常時回っているので電気代はある程度かかっていたのでしょうけれど、月額数百円程度であればまぁ許容範囲。というわけで新築される方で予算に余裕があるなら検討されてもよいものだとおもいます。
我が家の場合、問題は2点でした。
- OEM品でサポートもメンテナンスも体制が整っていなかった。
- 本来は行うべき定期点検が行われていなかった。
特に後者。ちくま精機のキッチンカラットのサイトを見ると、年に1回の定期点検契約を行うように記載されています。やはり機械ですし、外装のほとんどが樹脂ですから当然経年劣化はあるわけで。そのあたりを定期的に見ていればもっと使えていたでしょう。ですので、やはりこうした製品はOEM品ではなく、製造元と直結したところで購入するのがベストだと思いました。
参考までにキッチンカラットのサイトと、撤去をお願いした会社のサイト情報を記載しておきます。
