マンション購入記録

分譲マンション購入時のあれこれとその後

トイレ騒音軽減処置

以前、ってもホントかなり前、2004年の6月あたりですね。理事会の総会で、トイレの騒音、それも排尿音が聞こえてくるという話が挙がり、トイレの騒音についての調査が行われました。話題に挙がったのが2004年6月、音量の調査が行われたのが2004年9月。いずれも1年以上前の話です。当時の記述は以下のリンクから見てみてください。

frontlinehome.hatenablog.comfrontlinehome.hatenablog.com

この件、既に記憶から薄れ、生活のなかで話題としての優先度も下がりきった1ヶ月ほど前に、各戸に対して騒音軽減工事を行うというアナウンスがあり、実施日のアンケートがありました。

このご時世、妻と子供だけの状態で第三者を家に上がり込ませるのに不安があったので、要望としては土日のいずれかを出していたところ、11月13日の日曜日に決定。実際に作業が実施されました。

作業当日

作業当日、当初の時間より2時間ほど早く連絡が入りました。なんでも、一戸あたりの作業時間が思ったより短かったので、前倒しになっているとか。一応、こちらの都合を聞いてくれたのですが、特に用事もなかったのでOKとの回答をしました。

訪れたのはいつもの頼りなさげな施工会社のおじさんと実際の作業担当の2名。この人、人間的には悪い人では無いのですが、建築に関する客と施工側としてのビジネス上の関係という立場からすると、正直「頼りない」のが実情。

ま、今回はトイレの騒音軽減の作業だけなので、特にトラブルも無いでしょう。

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さて、今回利用するパッキングのようなものは上図。拡大したものは下図。

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今回利用するのは、こういうゴムのパッキング状の部品。これを、床と便座の間に挟むそうです。作業は、いったん便座を少し持ち上げて、その間にこれを挟み、便座を再度固定して終了とのこと。

てっきり、便座を完全に取り外すような作業を行うのかとおもって、その頼りないおじさんに聞いてみたところ、完全に取り外すような作業をすると、この手の建物の場合、上下階一斉に作業を行う必要があるそうです。上階でトイレが使われると、排水がこちらに飛んでくる(しぶきが出てくる)可能性があるそうな(ひぇぇぇ)。

そうなると、なかなか住民が一斉に行動しづらいこの手の集合住宅では、作業実施が難しいので、できるだけこういう簡単な措置で済ませたいようです。

作業は20分ほどで終了。作業結果の写真は以下のようになります。

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残念というか、なんというか、ウチは特に上階のトイレの音が気になるわけではないし、ウチの施工が影響するのは下の階なので、これで効果が実際にあるのかどうかは実感できません。

今回の件に思うこと

ただ、騒音に関しては個人の感じ方の違いが非常にあるので、なかなか難しいと、その施工会社の担当者はぼやいていました。ま、それはそれで間違いではないのですが、今回、こんなにいろいろとこじれているのは、単に個人の感覚がちがうから、とかそういうのが原因ではなく、初動段階でのアンタらの対応があまりにひどかったからだろう...というのはとりあえず口に出さずにしまっておきました。

我が家は賃貸での生活が数年間あったのと、私自身は学生時代から数えると、もう15年以上も集合住宅で過ごしているので、ある程度の騒音が仕方ない、という見方をすることができます。ですが、普通の一戸建てでしか暮らしたことがない人にとっては、集合住宅だと回避しづらい騒音について、いちいち気になってしまう、というのは確かにあるかもしれませんね。

そのあたり、マンションを購入される際には、どんなに防音措置がなされていても、音楽用の防音室のような完全防音といった状態は無理で、どうしてもモノを落としたりしたときの衝撃音(生活上仕方ない)は聞こえるということは、事前に理解しておく必要があると思います。