マンション購入記録

分譲マンション購入時のあれこれとその後

トイレからの噴き上がり/ゴボゴボ音調査

2022年に入ってから、トイレで下記のような出来事が起きるようになりました。

  • 誰も居ないトイレから「ゴボッ」という音が聞こえる
  • 便座に座っていると、トイレから気泡が出てきてお尻が濡れる!(←最悪……)
  • 閉じている便器の蓋の内側がびしょびしょになっている
  • トイレ周辺の壁の中からゴボゴボ……という音が聞こえる

トイレ自体は2021年1月に便器ごと新しいものに交換しているので、故障している可能性は低いと思われますが、原因もなにもよく分からないのでマンションの管理会社に状況を報告、調査してもらうことになりました。

frontlinehome.hatenablog.com

現場調査

業者さんは、管理会社と管理組合から手配してもらい、費用等も管理側で出してもらえることに。来られたのは横浜のアサヒ技研の技術者の方。事前に電話があり、作業内容を聞くと「便器を外す」とのこと……えええっ??。かなりオオゴトになるのでは?とおもいましたが、流石プロ。ササッと留め具を外して便器自体を横にずらし、背面の配管が丸見えになる状態にされました。

排水管点検のために取り外された便器

写真に写っている手前の黒い箱は、中に長いケーブルがついた内視鏡のようなカメラと、それをモニターするためのパソコンが入っています。早速、カメラを排水管にいれてもらい、まさかの「下水管探検」が始まりました。

下水管の状態

今の部屋は5階建てマンションの2階。排水管は部屋からでて真下に落ち、1階の地下でほぼ水平に。水平と行っても緩やかな傾斜になっており、そこを汚物などが水と一緒にながれていくようになっています。水平部分では他の部屋の管とも合流しているらしいので、最終的に「マンションの部屋の上下に住んでいる人の汚物」が合流して緩やかな傾斜を流れるとのこと。この下水管の構造については下記のサイトで分かりやすく図示されていました。

e-suteki.haseko.jp

排水管の中は、すこし汚物や、尿の成分が固まってできた出っ張りなどがありましたが、詰まっていたり破損していたりという大きな問題は無いようでした。しかし、この出っ張りや残っている汚物などが原因で、たとえば大量のトイレットペーパーを流した際に引っかかる、といったことも考えられるため、業者さんの提案でそのまま排水管の高圧洗浄を行うことに。

しばらくして洗浄終了。原因の可能性等について説明がありました。

2階にありがちなことらしい

原因ですが、明確に特定できないものの、恐らく

  • ちょっとした引っかかりなどができたことで、流れが悪くなっていた。
  • そもそもの傾斜が緩すぎて流れづらい可能性もある(←これを直すのは困難)。
  • 大量の汚水やトイレットペーパーが、上階の複数部屋から一気に流れると、配管の空気の逃げ道がなくなり、気泡が管に溜まることがある。そして、それが逃げてくる先としてありがちなのが「少し上に行って、気泡にとってすぐの出口になる2階の便器」。

上記のような説明をうけました。まじか2階……。下水管には屋上に逃がす空気孔はあるものの、地下から上がってきた気泡は一番手近な出口として2階を選びがちらしいです。そして、気泡のサイズによっては便器から、排水弁を押し上げて噴き上げてくる……と。最低だww

とりあえず、大規模な工事などを行うのでなければ高圧洗浄ぐらいしか実施できないとのことで、詰まりなどの派手な問題はないことから、このまま様子見することとなりました。

その後半年以上問題無し

その後ですが、水の噴き上がりなども起きていません。高圧洗浄は効いたようです。

根本的な原因ははっきりしませんが、とりあえずこういう事例があるということで参考になれば。