マンション購入記録

分譲マンション購入時のあれこれとその後

ウォシュレット一体型トイレを交換する(4)その後

2021年1月に、築18年になる分譲マンションのトイレを交換しました。原因はウォシュレットの給水パイプの破損による水漏れ。残念ながら「ウォシュレット/便器一体形」であったこと、また、18年ものの機材のためメーカーにも修理用部品がなかったことから、便器(陶器でできた主体部分)から全部の買い換えとなった話を下記に記載していました。今回は、その後2年近く使ってみての感想です。

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使用感

機能上、特に問題はありませんでしたが、以下にいくつか記載しておきます。当然ですがそれぞれ「私」の主観や生活スタイルによる感想です。このあたり、結構人によって感じ方はちがうので、あくまで個人の意見として参考にしてください。

フチレスタイプの効果は?

便器部分のフチが上部まで出っ張りがない「フチレス」タイプで、清掃がしやすいという売り文句の製品でしたが、これについては結局「トイレ掃除の手間や面倒さの原因はそこではない」ということがよく分かりました。要するに、トイレ掃除をやろう!と思い立つかどうかの条件に、便器のフチがあるかどうかは関係ないのです(笑)。というわけで、フチあり/なしで迷ってる人は、恐らく問題のポイントはそこじゃないので他の面も含めて総合的に判断されると良いと思います(とはいえ、恐らく家事全般を担当されるかたはフチレスを所望されるでしょうし、最近は主流製品はほぼそういった形状のような気がします)。

便座を外せる機能は?

また同様に「便座だけを外せます」というのもウォシュレットのウリになっていましたが、これもやりませんね。なぜなら、便座を外しても、ヒーターのケーブルが便器側の本体と繋がっており、結局「スパッと外して脇にどけて掃除」ということができなかったので。このあたり、外せるか外せないかといえば外せるけれど、かといって日常的にやるか??というのは別の話ということがよく分かりました。

瞬間式か貯湯式か

今回、値段を下げるためにウォシュレットの温水供給方式を「貯湯式」という、事前に水を溜めておくタイプにしました。使ってみての感想ですが「問題無し」です。たとえば入れ替わり立ち替わりトイレに人が入る状況とかだと、別の人が使ってすぐのウォシュレットに水がたまっていないということがあるのかもしれませんが、4人家族が朝のバタバタした時間にトイレを使っても、特に違和感なく使う事ができましたので。私の生活様式だとこの方式の違いは大きな問題ではなかったようです。

施工ミス

1点だけ難点が。恐らくこれは施工のミスだとおもうのですが、便座を便器に取り付けている器具部分が少しいがんでおり、便座が5ミリぐらいずれています。これにより座った際に若干のがたつきがあるので、これは早めに直さないと樹脂パーツに余計な力がかかって割れるな……とおもいつつ、1年数ヶ月が経過しました。面倒なのでやってません(取り付け部分の仕組みもよくわからないし)。

反省点: 消臭機能はつけとけ!

1点だけ反省点があります。消臭機能です。

前の一体形便器は、消臭機能がついていました。とはいっても、説明書にかいてあるような消臭フィルターの清掃なんて多分最初の数ヶ月しかやっておらず、15年以上触っていなかったのですが。それでも、トイレを使ったあと、立ち上がった際などに「臭うな……」と思うことはありませんでした。

今回、便器一式を買い換えるにあたり、この消臭機能の有無で数万円の差があったのですが、ケチって無しにしました。結果、トイレ交換後すぐに思ったこと「……自分の排泄物の臭いがきになる……」でした。これまで18年、トイレに消臭剤なんておいたことなかったのですが、初めて「無香空間」みたいなのを置くことになりました。

というわけで、消臭機能は付けられるなら付けた方が快適だとおもいます。よくよく考えると消臭といってもトイレ自体に「排気」機能はないので、恐らく便座の後方に、軽くフィルタリングした空気を排気して流してるだけだとおもうのですが、便座の前、人間が出入りする空間から臭う空気を少しずらしてもらえるだけで全然快適さがちがいます(当然マンションなどだと換気扇が回っているので、後方排気でもそのまま臭う空気は天井の排気口から出て行く)。

これからトイレの買い換えをされるかた、参考にしてください。