マンション購入記録

分譲マンション購入時のあれこれとその後

ウォシュレット一体型トイレを交換する(2)

17年もののウォシュレット一体形便器が水漏れを起こして交換する経緯、下記の続きです。
frontlinehome.hatenablog.com

交換を検討する

便器から根こそぎ交換となると、検討する必要があるのは下記の点です。

  • ウォシュレット一体形か、タンク式か
  • メーカーは?

タンクレスのウォシュレット一体形は最近の分譲マンションとかだと普通に付けられています。背面にタンクがなく、流す水は水道から直接送りだしますのでスッキリしたデザインになります。その反面、「高い」「ウォシュレットだけの交換ができない」「電気を使った弁を使い排水するので停電で動かない」等々のデメリットもあります。一方でタンク式はウォシュレットのついた便座部分と便器が別製品になっていることが多いので、今回のようにウォシュレット部分の経年劣化でもウォシュレット部分だけ交換することが出来ます。また、かさばりますがタンクから物理的に水を落とすことから、停電などでも水さえ入れれば使えます。そして何より「安い」です。
今回、突発の出費という事もあり極力費用は抑えたいところ。また、以前排水用のポンプ故障があったように、電気で駆動する部品がある時点で劣化や故障のポイントが増えますので、ウォシュレットのみの交換なども含めて長期的なメンテナンスコストも安くなりますから、タンク式は確定。

次にメーカー。今回TOTOに連絡して修理の相談をしましたが、サポート体制などに特に問題も不満もありません。ただ、ホームセンターでいくつか製品をみて、LIXIL(旧INAX)の縁なし便器「フチレス」が良さげだったので、LIXILのものを選ぶことにしました。値段優先ということで、LIXILのアメージュZを選びました。

www.lixil.co.jp

これ、一度LIXILのWebサイトをトップページからたどってみてもらいたいのですが……。この「アメージュZ」に到達するのが結構難しいのです。今、TOTOLIXILも主力として売りたいのはタンクレス、ウォシュレット一体形のおしゃれな便器で、このタンク付きの便座と便器のセパレートタイプはぱっと見では到達しづらいようになってます(笑)。LIXILの場合、「トイレ」のところから少し下に降りて「洋風便器(組合せ便器)」を選ばないと到達できません。洋風便器って……タンクレストイレだって洋風便器でしょうが……。

見積もりを依頼する

さて、便器からの交換、となると確実に10万円を超えるコースの出費となります。とりあえず最寄りのホームセンター2軒に見積もりを依頼しました。もう12月で年末、いずれも「年内の工事は不可能」とのことでしたが、幸い水漏れは勢いも弱くタオルを敷いてしのげるので……1月でも2月でも構わないと伝えて見積もりを依頼しました。いずれも条件は下記です。

  • 可能な限りタンク付きトイレで今の場所に設置可能なもの(もしスペースなどの都合で無理なら相談)
  • 可能ならLIXILのアメージュZを
  • 予算はトータルで15万円前後に抑えたい

可能なら、と言っているのは、こちらは素人で正直トイレの便器に関する制約事項なども全然わかりません。たとえば「既にタンクレストイレが付いている場合はタンクレスにしか替えられない」とか「TOTOの排水管はTOTOの便器しか繋げられない」みたいな制限があるのかないのか、も判らないので「できるかどうか判らないけれど」という話でホームセンターのリフォーム窓口で相談してみました。結果ですが……

  • コーナン …… 上記の不安や相談は適当にあしらわれる(プロにとっては常識なのかもしれない。こちらが何を不安視しているのかも判らなかったような感じ)。
  • ロイヤルホームセンター …… 大丈夫ですよ、と質問や疑問に答えてもらえる。タンクレスとタンク付きのメリットデメリットについても軽く説明してもらえて非常に判りやすかった。

この時点でもうほとんど依頼先はロイヤルに傾いていたのですが、それでも費用に数万円の差があるならば、感じが悪かったコーナンでも別に構わないかと思い、実際の現場をそれぞれ見てもらいました。

現場確認

どちらのホームセンターも口を揃えて、工事はやるとしても年明け1月か2月になるという話でしたが、見積もりの為の現場確認は12月中に来てもらえました。

先に来たのはロイヤルホームセンター。予定よりも早く近くまで来たので今からどうですか?と携帯から電話が入り、急遽見てもらうことに。50~60歳くらいの男性が一人でこられて、すぐに言われたこと「排水管が壁の中にありますね……」。どうやら、トイレの配水は背面にまっすぐ伸びているのですが、それが壁の中に埋め込まれている形になっていて、ほとんど露出していない。工事をするには、壁の中の配管接合部(アキレスジョイント、と言われてました)を替える必要があるが、壁の中がどうなっているか判らないのでなんとも言えないとのこと。壁を剥がして、壁紙やらも全部ひっくるめてリフォームするなら何も考えなくてもよいが……といわれました。費用を聞くとプラス5万円くらいで出来るかもとのこと。こちらが躊躇していると、ちょっと道具取ってきますね……と車に戻り、細い管が付いたデジカメのようなものを持ってこられました。それで壁に入っている配管と壁の隙間から中を撮影。結果、管の周りの壁板をカットして手が入る隙間を作って施工すればなんとかなるとのこと。ただ、仕上がりなどを考えると壁紙なども全部替えた方が……と言われましたが、予算優先ということでお断りしました。

壁に入っている配管のイメージ(家族用説明で描いた図)

次に来たのがコーナンの担当者。こちらは30代くらいと思われる男性。こちらも一人で。どうも、同マンションで別の部屋からも依頼されて既に調査はしており、状況もほぼ把握されているとのこと。壁の中の配管についても調査済みで、壁に穴をあけて施工後、管の周りを塞ぐカバーを付けて終わりにすれば綺麗にできると。また、床も併せて張り替えた方が奇麗になるがどうか?とこちらもロイヤル同様に壁や床についてもセットでの施工を薦めてきましたが、費用を理由に断りました。施工自体についてはロイヤルよりも丁寧な仕上がりが期待できる説明でしたが、いずれにしても値段を聞かなければ判断つかないので、前述の条件、タンク付きのLIXILのものをお願いするという点を再度伝えて帰ってもらいました。

見積もり

数日後、郵送で見積書が届きました。結果は下記の通りです。端数は四捨五入しています。

  • コーナン …… 20万5,000円(税込)。まず頼んでいないTOTOの便器とウォシュレットのセットで提案されており、さらに、不要と伝えた床の張り替えも25,000円で盛り込まれており、頼んだ内容と違う見積もりが届きました。おそらく、話していた別の部屋の見積もりを転用したのかな?と思いましたが……あまりに言ったことを聞いていないので速攻で却下(コーナンは郵送で返事を出すようになっていたので、予算と合わないという理由で断りました)。
  • ロイヤルホームセンター …… 12万8,000円(税込)。こちらも当初はTOTOの便器で提案されていましたが、窓口担当からの伝達ミスだったようで店舗に出向いて指摘、再見積で出てきたのがこの数字。言った通りですし余計なものも入っていないので、決定です。

というわけで13万円でお釣りが来る金額を出してきたロイヤルホームセンターに依頼することにしました。コーナンさん、もう少し客の話をきちんと聞いてまずは言ったことをやりましょう。合っていたのは「タンク式」ってところだけでしたよ。
ただ、ロイヤルの方も伝達ミスがあったりしました。これ、わざわざ型番まで指定してもこれってことは……こういう依頼をする客ってもしかしたら大抵は店側のいいなりでお勧めを選んでしまうのかもしれませんね。確かに長く使うものですしケチる部分では本来ないのかもしれませんが。とりあえず同じようなやりとりをされる方は、しっかりと念押しして、出されたものもきちんと確認した方がいいです。

なお、今回洗濯したウォシュレットはこちら。LIXILのRGシリーズ(CW-RG10H)。

これまでのトイレは水洗、ウォシュレット利用は壁に付けられたリモコンで操作していましたが、リモコンモデルだとどのメーカーも2万円以上高くなるようだったので、思い切ってリモコンではなく、便座の脇に操作盤がついているタイプにしました(予算優先なので)。あと、脱臭機能なども端折っています。

続きはこちらで。
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