マンション購入記録

分譲マンション購入時のあれこれとその後

内覧会(6)

検査中(1)

販売会社からは、図面つきのチェックシートを渡されていました。使い方は、図面に番号を打ちながら、対応する番号のリスト部分に不具合点を書いていくというものです。ただ、細かい傷まで全部書くと、とても1枚に収まりそうにありません。どう書くのがいいのかなぁ、と迷いながら作業していたら、さくら事務所の鈴木さんが「私がやりますから、いいですよ」と言ってくださいました。助かります。書きかけのリストをおいて、とりあえず付箋片手にあら捜し(不具合がある部分には付箋をつけていくのです)。

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こちらはチェック箇所を示す付箋

実際のところ、室内は複数の業者が作業をします。たとえば、壁の下地を作る人、クロスを貼る人、電気系の作業を行う人、それぞれ別々です。そうなると、自分の作業担当箇所は丁寧に仕事するのでしょうが、どうしても他の部分に目がいかなくなるようです。

結局、きれいに出来ているものを、後工程の作業者が傷つけてしまったりするんでしょうね。実は、すでに室内には、業者によるチェックが行われた跡もあります。この物件の場合、青いテープが業者自身によるチェック箇所のようでした。

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これは業者自身によるチェック箇所(この場合、壁紙の継ぎ目)


しかし...

内覧会ってのは作りかけでもOKなのな

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作業中のまま、洗面台下の扉が外してあるトイレ……。壁紙ははがしたまま……。

青いテープの中には、こんなものもありました。トイレです。シンク下の扉をはずしたまま、また、その横の壁紙は派手に剥がしたまま。先ほどのポーチもそうですが、やりかけの部分があるならば、それはそれで事前に説明すればだいぶ雰囲気が変わるのに。なんでこういうのをそのまま見せるんでしょうか?非常に疑問を感じます。

そんなことをしているうちに、ゼネコンの担当者(所長と呼ばれている恰幅の良いおじさんと、もう一人)、それから販売会社の担当者がやってきました。

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まずは食器洗浄器オプションが間違えて入れられていることをつげ、ついで、引き戸への変更が行われていないことを告げました。
すると、「前の契約者から名前が変わったところで標準に戻されている」とかいろいろ言い始めましたが、とりあえず、営業から受け取っている設計図面も、変更前後と2枚あり、それぞれきちんと押印までされていることから、処置をお願いしました。

しかし、設計図面と違うといっているのに、図面を持ってこないゼネコン担当者、どういうことでしょうかねぇ。そういうもんなんでしょうか?(言いくるめるつもりだった?)。おまけに、貸した図面とチェックシートをそのままもって帰ろうとするし...。証拠隠滅されるかと思いました(笑)(←あわてて廊下を走って追いかけた。「図面返してくださ~い」)。

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そんなことをしている間に、和室のホルムアルデヒド測定が完了しました。測定値は問題ないレベル。ただ、いくら新築状態での状態が良くても、今後導入する家具がそのような規制をまったく意識していない場合、家具に含まれる素材から悪い物質が漂う可能性も十分あるため、気にするならばそういうものも気を使うこと、というのが鈴木さんからのアドバイスでした。

さて、このあとは、おや?と思った箇所を列挙していくことにしましょう。