マンション購入記録

分譲マンション購入時のあれこれとその後

再内覧会(7)

ゼネコン担当者と、再指摘箇所の確認を行いました。まず、問題だったのは、前回の内覧会最後に立ち会ったゼネコン担当者から、確認内容に関するコメントがまったく上に伝わっていないこと。今回の担当者は、そこそこの権限を持つ人だったようですが、私の話を聞いて「前回最後に確認した(ゼネコンの)担当者は誰ですか?」と逆に聞かれてしまいました。知りませんよ。そんなの。内覧会に時間をかけすぎるウチらに、「まだですか?」と聞きにきたゼネコンの人を捕まえて、強制的に立ち会わせただけですから。しかし、こちらにしてみれば、その人の立場が下っ端であろうと、肩書きがあろうと知ったことではありません。自分が会社の顔となって接客しているということをしっかり認識してもらいたいものです。

一応、やんわりと対応しましたが、心中は下記のとおりです(笑)。もめるのも、事態が悪化するのも、年を明けても作業が続くのもイヤなので。

以下、主な確認事項についてのコメントです。なお、担当者とのやりとりの最中は、ずっと映像無しでビデオカメラを回していました。本来なら、ICレコーダーなどがあればよかったのですが。あとで「言った」「言わない」戦争にならないためにも...。

玄関ポーチについて

まず、玄関ポーチについて。前回の担当者は

「ゲート位置の変更がありました」

といっていましたが、今回の担当者は「変更はありません。パンフレットどおりです」。こちらは図面を見て言っているのだけど...と思いましたが、変更はすでになされており、他の部屋も同様のようなので、もうこれは放置。ええわ。ゲートの戸あたりだけきちんとつけてくれと依頼して終了。

廊下戸棚の中板について

戸棚の中板は、両壁にある金属のピンに載せる形で配置されます。中板は本来、簡単にはずして、ピンの位置を変えれば高さなどが変えられるようになっているのですが、合計4段ある中板の2枚が、簡単には外れません。これは前回から指摘しているのですが、直っていない模様。担当者は

「これはこういうもので...」

と言い訳しそうになったので、外れる中板、外れにくい中板(きゅうぅぅぅっとこすれる音がするくらい)を実演して説明させていただきました。

洋室(1)のウォークインクローゼットドア

潰れはましになっているものの、変なテカリがでていることについて、「樹脂のパテでやっているので、テカリがでるのは仕方ない」だそうです。仕方ないじゃなくって、そうならないように修正することを依頼しているのですが、お分かりで無いご様子。これ以外の方法だと、ドア自体の交換しかあり得ないし、クローゼット内部になる部分で、普段は見えないことから妥協。いいです(こんなところでもめたくない)。

同様に、洋室(2)のクローゼット扉も。表面のはがれは直っていますが、仕上げが粗雑。手で角をなぞっていくと、ほかは滑らかなのにそこだけ木がひっかかる。でももうこれも仕方ないとかいいそうだったので妥協。「お察しください」とか言ってますが、あなたが言う台詞ではない。センスが違いすぎて察することはできません。ゴメンネ。

洗面所オーバーフロー流量

私が自分で確認したときは、ゴボっとあるレベルから急に流れ出して、あふれることは無かったのですが、ゼネコン担当者に説明しようと再度実演すると、ちょっとあふれそうでした。

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この件については、他室もまとめてメーカーの調査を行い、一部の部屋では取り替えなどが発生したそうですが、この部屋は問題ないようだったとのこと。ただ、大人が操作する分には「水を貯めて、全開で出しっぱなし」は無いだろうと思うが、子供がいることを考えると、あり得ない話ではない、ということを伝え、再度、確認と、何かをするのかどうかを教えてほしいと伝えました。

浴室ドア:アクリル板、浴槽、洗面台鏡

浴室ドアのアクリル板にうっすらと擦り傷が付いている件については、なかなか傷を認めてもらえませんでした。気にするかどうかで、見えるか見えないかがかなり違ってくるんですね。ただ、後々傷をつける可能性がある下部ではなく、顔よりも高い位置であるため、交換してほしいということで依頼。

浴槽については、メーカー問いあわせを行うと前の担当者は言っていたのですが、伝わっていなかった様子。修正方法はいくつかあるのでしょうが(交換も含めて)、クリア系の何かをふいて磨くという方法なども検討したいとのこと。ただ、「傷を治すための処置で悪化するのは避けたい」ということを伝え、修正方法については、事前に通知してほしいと伝えました。

洗面台の鏡については、こちらも前回のチェックシートに書き漏らしていましたが、それにしても、付箋も付いたままでおいてあるのに何も気にしないというのは...。部屋を総合的に見るという人はいないのでしょうか?(自分の担当部分だけを見て処置するのでしょうか。そうであれば、自分に関係ない部分は見ないため、誰も見ないまま放置される箇所があるのもうなずける)。いずれにしても、交換を要請。ただ、今からの手配だと年内入手は無理かもしれないとのこと。

仕方ないので、時間はかかっても交換ということで依頼しました。]

まとめ

結局、「あまり直ってないなぁ」というのが正直なところ。OKを出したのは、いずれも些細なものばかりで、肝心なところが直っていないという感じでした。引き戸については、来週、経過を確認したいと伝えたところ渋い顔をされたため、「引渡しまでには終ると聞いていますが」というと驚いた様子(「まじですか?」の表情)。おいおい。たのむで。

しかし、引渡しまでに終らせるということで念を押して終了。残念ながら、最終確認は引渡しの12月20日。さらに問題点がある場合は、そのあと、鍵を再度預かって処置する、とか言うので、「引越しは21日です!」と伝えました。なにボケたこと言ってらっしゃるのでしょうか。というわけで、資材の調達が完了しないかもしれない鏡などは仕方ないとしても、他の作業が追加で出た場合、年明けになっていまいそうです。

なんていうか、技術者の視点で対応しようとするのは、どの業界も同じなんですね、ということを痛感しました。こちらは、生活するための場所として考えているのですが、どうも、技術的な担当者は、「間違った動作をしないか」「使えるか」ということに重点を置いて作業しようとする傾向があるようです。もう一歩踏み込んで「使いやすい」「気持ちよく暮らせる」というところまで見据えて作業してくれるとうれしいのですが。そんなに難しいことでしょうか?