マンション購入記録

分譲マンション購入時のあれこれとその後

6ヶ月アフターサービス点検(3)

建築業者と交渉しなければならないことに。これがまた面倒なんですよ。建築業者の担当者は、いずれも「いい加減なことしか言わない」という印象がかなりあって、正直信頼できません(この日の時間に関してすら、きちんと伝達できていない)。どうせまたいい加減なことを言うんだろうな、と思っていたら、建築業者の担当者がやってきました。

フロア改修について

フロアの担当者が戻って10分くらいしたところでしょうか、建築業者の担当者がやってきました。この担当者、再内覧会や内覧会のときに、見てもらっていた建築業者の若手技術者のところに「自分じゃだめだと言うお客さんがいててにおえない」と泣き付いてきた年配の男性。確かに頼りなさげなところがある。見た目だけならいいんですが、本当に頼りないのが最悪。

フロアの担当者が述べたことを伝えると、うーん、ふーんとしばらく考えている様子。考えなくてもアンタのところが抱えている業者が指摘してるんだから、さっさとやりなよ、といった感じです。フロアの業者は、作業時間は2時間~3時間といったのですが、この男性は「この床は直床なので、床の下の状態によっては...」と、作業が大変なことになりますよ、といわんばかりの説明を始める。こちらとしては、この時期に直すこと自体まったく問題ないと考えているので「かまいませんよ」とにこやかに回答。改めて作業の日取り案を提示してほしいという旨を伝えました。

続いて、そのままその担当者に洗面所のきしみ具合を伝えたところ、「あまり鳴りませんね」などとぬかしてらっしゃる。確かに今日は湿気が多く、あまりギシギシ鳴らない。しかし、「あまり鳴らない」と「ぜんぜん鳴らない」の差は天と地くらいあるということを、こいつはわかってるのだろうか?加えて「ひどく鳴る」と「あまり鳴らない」は顧客にとってはほとんどイコール。幸い、築10年とかならわかるけど、6ヶ月でこれはないですよね?と説明し始めたあたりで、良く鳴るポイントを踏むことができ、ギシギシと本格的に鳴り始めた。さすがにこれはごまかせないらしい。ただ、廊下の担当者がここは担当外だと言ったことを伝えると、不思議がった様子。やっぱり。床は床で全部同じでしょう?とりあえず、誰が担当するかはそちらが決めること。こちらとしては、改修をする日取りと期間がわかればそれに対して準備するだけなので、そのあたりを通知してほしいと伝えました。

こないよ>ほかの業者

で、この時点で片付いているのはまだ半分にも満たない。すでに午後3時くらいになっており、もうすぐ時間的には「夕方」。ただ、洗面所の件を建築業者任せにするとすると、残るはほとんどが壁紙に関する件。そのことを伝え、「まだ待たせてもらいますよ」と皮肉たっぷりに伝えたあと、次いでなので壁紙その他の状況をその年配担当に見てもらうことにしました。

まず、洗面所の引き戸裏側の壁。ひざあたりの高さに線が走っており、そこより下を押さえると、裏側の板(おそらくベニヤ)がペコペコとへこむ。そのへこみにあわせて壁紙に段差ができてしまっている。まだ敗れてはいませんが...このへこみはおかしいでしょ?と言ってみたところ、その担当、

「これで壁紙が破れることはありませんよ」

またいい加減なことを言う。動いているベニヤの部分を蹴っ飛ばしても、壁紙は平気なのか?何度もペコペコと動かしても、疲弊して破れることもないのか?こういう細かいところでいい加減な即答をするのが許せないというのが、この人には理解できていない。

ただ、ここについては、その担当者はしきりに不思議がっている。どうやら、この部分はひざあたりで継ぎ目があってはいけないようなのです。おそらく、引き戸全体の高さと同じ一枚板で背面を構成すべきところを、何らかの理由で継いでしまったがためにこんなことになってしまった...ように思われます。

次に、天井の壁紙のムラについて見てもらったところ

「天井は勘弁してください。どうしても下地が...」

はぁ。とりあえず壁紙業者が来てからにしよう。このおっさんと話しても仕方がない。

とりあえず、説明した内容を改めて確認させ、その男性を帰らせました。

壁紙の件

4時を回ったあたりで、やっと壁紙業者がやってきました。早速天井などの指摘を始めると、開口一番

「天井や壁のムラについては指摘が各戸から多数上がっているので、全体でまとめて改修という話になっています。改めて建築業者さんから...」

へぇ。そりゃいい。全開の管理組合総会でも、壁紙の話題はかなり挙がっていたので、やっと建築業者も認めたんだな、と思い、とりあえず大きなエリアの指摘は割愛することにしました。あとは、壁の汚れと、一部のめくれ(といっても端がすこし浮いたくらいですが)、そして、裏地が見えて釘が除いている和室の壁紙とキッチンの隅、壁紙が寄れてしまっている部分。業者はこれらを一目見て「すぐにやります」と言ってくれました。そして作業開始。

建築業者アゲイン

そんな中に、先ほどの建築業者の担当者が「壁紙業者まだ来てませんか?」とやってきました。来てもらってますよ、と伝えると同時に、壁や天井の一斉張替えについて問い合わせたところ「え?」と驚き、「指摘シートはあったかなぁ、えーと..」とか言いながら紙をめくり始めました。どうみても、回答に困って時間稼ぎしているようにしか思えない仕草。しばらくして出てきた答えは、まず

「あとで壁紙のサンプルを持ってきますので、そこから選んでもらうことになります」

??やってくれるの??しかし、その後話してみると、ざっくりと書くと下記のような言い分らしい。

  • まとめて改修というような話は挙がっていない。
  • この部屋の壁紙の仕上がりは比較的良いほう。
  • 部屋の照明の状態でわかったりわからなかったりする(←だから?)

え?だって壁紙屋さんが「全体でまとめてやる予定」といってるんだよ?それに、比較的って...こちらは完全に近いものを求めているんだから、「比較的」じゃこまるんだよ。いくらの買い物だと思ってるの? そこで、こちらは組合を通して互いに情報交換しており、どこの部屋がどういう改修を行ったかはわかるということ、加えて、理事さんの一人など、全壁紙の張替えをやらせて、もっと分厚い壁紙に換えさせたといっていたというようなことを伝えたところ

「一部にひどい部屋があったのは見ていますが、全部張り替えたというようなのは聞いていない」

はぁ。そうですか。
埒があかないので、特に壁の仕上がりがひどい、入り口脇の洋室の壁を見てもらうことに。壁には左官屋のコテでなぞったような3本線と、2箇所の盛り上がりが見えます。それも部屋を暗くすると見えるというもの。こういうのを直してもらいたいんですよ。もちろん、その脇の壁全体も、大きく波打っているように見えますし..という説明をしたところ、

  • 左官屋さんはコテを左右には動かさない。上下に動かす(←それで?)
  • 波打ってしまうのはしかない。それを埋めようとすると、より悪化する可能性がある。
  • これは壁紙屋さんのパテで治すのが...

この時点で壁紙屋さんが割ってはいる。「この範囲をパテで直すなんて無理ですよ!うちらではこれはできません!」 そりゃそうだろう。プラモデルを作る中学生でもわかりそうなもんです。広範囲に薄くパテを持って平らにするなんてのは、非常に難しい。しばらく、建築業者の担当者と壁紙屋さんが言い争い、結局、壁紙屋さんはその担当者に対し、「この2つの盛り上がりについては、とりあえずやるしかないでしょう!それだったらわれわれでできます」と、作業の準備を開始。

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この人は頼りになる。たとえ全部できないとしても、こうやって実行に移してくれることで、顧客の満足度は向上し、結果的に、このあたりでいいか、という気持ちになる可能性があることを、なんでこの建築業者という会社の担当者はわからないでしょう?

といったあたりで、最初の建築業者の担当者が漏らした「壁紙のサンプルを持ってきて云々」について聞いてみました。だって最初は交換するようなことを言いかけたでしょ?とたずねると、言葉に詰まった様子。「天井だけが別の壁紙になったりするのですか?」と助け舟を出してやると「そうです」と食いついてきた。どうせ何も考えてなかったんでしょ?いつものいい加減トークを展開しようとしてやめたに違いない。

そこでその男性の一言「やりたくないといっているわけではないのですよ。私も所長から、ひどいものについてはその場で改修を約束しても構わないといわれてきているのですが、ここのはそうひどくないので...」

全身でどうやってやらずに済ませようかと悩んでいる人のセリフか!?

どうしようもないので、壁紙の件は持ち帰って検討してくれと伝えました。さらに、壁紙のことで心象を悪くされても困るので、最初に指摘した廊下床と洗面所床の件、その他の細かい指摘についても再説明して確認した上で、帰らせました。

まとめ

てな具合で、だらだらと午前10時から午後5時まで作業はかかりました。またしても余計な交渉や不愉快な発言によって、精神的疲労はピークに。

床の件と壁紙の件は未解決です。壁紙は、組合の理事に相談して、まとめての対処をお願いするように働きかけるべきかもしれません。理事さんへの連絡ってどうすればいいんだろう?などとくだらないことを考えながら、とりあえず報告は終わっておきます。疲れた。