マンション購入記録

分譲マンション購入時のあれこれとその後

換気扇利用時のエアコン音鳴りを防止する(逆止弁取付)

あマンションなど気密性の高い建物の場合、台所の換気扇を付けると空気を吸い入れる場所がなくなってしまい、エアコンの室外機そばの排水管などから空気が逆流、結果、エアコンから「ポンポンンポン……」と音がなることがあります(ポコポコ音とも言われていますね)。窓を少し開けるとか、部屋の換気孔を空けておくとかして空気の流れを別に作れば問題ないのですが、なかなかそうもいかない場合があります。で、色々調べた結果、エアコン室外機の排水管に「逆止弁」を取り付けることで音鳴りを防止できると聞き、試してみました。


逆止弁を購入する

いくつか製品は発売されているようですが、今回選んだのは比較的安価で、かつ、取付方法がYoutubeで紹介されていたこちら。

因幡電工という会社のエアコン用、「消音」かつ「防虫」が可能な弁。なまえは「おとめちゃん(音止めでオトメ、だそうです)」です。透明なプラスチック製の部品で、上部には金属の留め具が。中身はパタパタと開け閉めされる、重り付きのプラスチック製の扉(弁)がついています。金属留め具の有る方を上、逆側を下にして排水管の途中にこれを挟み込むことで、上から来た水は弁に溜まってある程度のところで弁が開いて排水されます。一方で、下から入ってくる空気は弁を開けることができず、そこで侵入が防がれるので、換気扇で空気が吸い込まれることがなくなるという仕掛けですね。

値段が現時点で460円/個。Prime会員登録しているAmazonで送料無料で購入できたので購入。

取付の動画はこちら、jisyukanri さんの紹介動画を参考にさせてもらいました。

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取り付ける

翌日には届いたので、早速取付。
パッケージはこんな感じです。ホームセンターなどだと見落としそうですね。ハガキサイズ両面書きの取付説明と、清掃方法が記載された説明書が付属しています。長期間使うことで中の弁が汚れなどで固着すると、排水が行われずにエアコン内から水が漏れるので、定期的に清掃するように、といった注意書きがあります。これは半年1年利用してまた様子を見つつレポートするとしましょう。

取り出すとこんな感じ。意外に大きいです。

室外機の状況を確認しましょう。化粧カバー付で壁面を沿ってマンション廊下の室外機まで排水管等がきていますが、幸い排水管は途中から真下に降りており、おとめちゃん取付説明にあった、排水管の蛇腹が無い部分(カットするように指示されている部分)が露出しています。ここをハサミで切って、「壁から来て蛇腹で終わるパイプ(上端に繋ぐ)」と「蛇腹が無い部分からパイプ先までの部分(下端に繋ぐ)」に分離しましょう。

カットしたパイプ(蛇腹の方)を、おとめちゃんの上部に差し込んだ状態です。奥までぎゅっと押し込むと止まるので、そこまで入れました。

次に、金属の留め具を上部を挟み込むように入れます。蛇腹のくぼみ部分に金属部分がフィットしてパイプの抜けを防止するようになっています。最終的にはここを上からビニールテープで巻いて補強します。

さらに、カットしたパイプの末端部分を、おとめちゃんの下部に繋ぎます。蛇腹が無い部分は少し管が広くなっているので、そこにおとめちゃんの下端をぎゅっとねじ込むと結構固定できます。このままでもいけそうですが……念のためあとでビニールテープを巻きましょう。

取り付け完了です。少し斜めですが、だいたい垂直に取り付けられました。


取付結果

実際にエアコンを付けた状態で、全部の窓を閉めて換気扇をMAXで付けた状態がこちらになります。まだ接合部にはビニールテープを巻いていません。

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弁が閉じていても隙間からポタポタと水が漏れていますが……もう少しまっすぐ付ければ防げるのかもしれません。ただ、これでも弁自体は閉じており、水の層があるので外気は入ってきていないようで、ポンポン音は一切鳴らなくなりました。これは良い買い物でした。我が家は他にもエアコンが2台あるので、あと2個追加注文して取り付けようとおもいます。

仕上げ

最後にビニールテープを買ってきて、上下の接合部を覆うように巻いて終わりです。ビニールテープ、「100均にもあるよ」とよく言われますが、ホームセンターなどにいけば絶縁テープとして電気関係のコーナーとかに40円~60円くらいで売られてますので、そちらの方が安いです。