HEMSを導入して電気使用量を測定、通知可能にしたことで参加することになった、横浜スマートシティプロジェクトの協力金が2万円近くになりました。やったー。
ただ、効果のほどはと言われると微妙です。確かに消費電力が可視化されたことで
- エアコンの温度設定1度下げるだけでこんなに違うのか!?
- LEDの消費電力まじ少ない!
というのは数字で実感できました。昨年夏から、夏場のエアコンは29度が標準になってます(少なくとも自分の部屋は)。しかし、このあたりはちょっと気になりましたので一言言いたい。
- 専門用語が唐突に出てきすぎて何がなんだか分からない。
- 関連するWebサイトの相互関係が結局よく分からない。
専門用語は、たとえば「デマンドレスポンス」とか。これなんて途中から「DR」って略されてるんですけど、なんというか、そんな一般的な言葉じゃ無いと思うんですけどどうなんですか???みんな知ってるの?正直、今回の件で初めて知って、調べたけど具体的になにすりゃいいのかどうもよく分からない、という感じでした。
また、「需要家」なんて言葉。普段の生活で使います??「需要家の皆さんには…」とか言われても「えっ?誰?」ですよ。
この辺がどうも気になりました。もちろん環境関係の仕事されている人や電力などの設備系やってる人にとっては当然の言葉なのかも知れませんが、一般の人はわかんないですよ。結果どうなるかというと、せっかくのプロジェクトが十分な効果を発揮できないと思うんです。
別にね、専門用語は調べりゃ分かるし、勉強すりゃいいんですけど、だったら対外的な部分だけでも専門用語を使わないとかいろいろやり方はあるだろうと。その辺、どうもよくある「業界内の言葉を当たり前のように使う」という、専門分野の人にありがちな流れになってるようで気になりました。この辺で敬遠しちゃった人もいるんじゃないだろうか。
あと、サイトの相互関係とか位置づけ。東芝の機器を入れたので東芝の「フェミニティ倶楽部」というサイトは直接電力消費とかを見れる管理用サイト、さらに「横浜スマートシティプロジェクト」のYSCPポータルに、CEMS、HEMS……互いにどういう関係にあって……という位置関係がよく見えない。どこかをきちんと読めば分かるのかも知れないけれど、なんというか「各組織が自分のことしか考えていない」感じがすごく伝わってきて辛かった。
利用する側は各組織の違いとかどうでもよくって、1つのプロジェクトに参加している気でいるわけで……その辺、なんか隠して欲しかったものが見えてる感じはイケてないです。
ま、とにかく元が取れてよかったです。そんだけ。
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HEMS導入については以下のリンク先に書いてます。
frontlinehome.hatenablog.com