夏頃の話ですが……浴室のチョウバエを退治しました。すでに4ヶ月が経過しても再発していないので、退治に成功したのだとおもいます。参考になるかどうかわかりませんが、対処した方法についてざっくりと報告しておきます。
チョウバエ発生
今年の正月過ぎくらいから、浴室でなにやらウンカのような、小さな黒い虫を見かけるようになりました。サイズは5mmもないくらい。シャワーでお湯をかけてもすぐに逃げるのですが、バスマジックリンのような浴室用洗剤を拭きかけると一撃で死にます(おそらく界面活性剤かなにかにやられるのかと)。当初は、見つけたら殺すようにしていたのですが、春を過ぎて6月頃になってもコンスタントに1匹、2匹が飛んでいる状態。一体どこからやってくるのか、よくわからないまま時間が過ぎました。
暫定措置:チョウバエコナーズ導入
とりあえずチョウバエといえばこれか!?と考えて購入、浴室に常備しました。
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成分は主に界面活性剤。特に刺激の強いようなものを使っていない比較的ソフトな殺虫剤ですが、残念ながらこれでは飛んで出てきた成虫を撃墜することしかできませんでした。また、撃墜性能という観点では、別段洗剤がついてもよい浴室ではこちらの方が高性能でした。
次々と飛んで出てくるということはどこかで繁殖しているはず。やはり、その根源を絶たなければこの問題は解決しそうにありません。というわけで発生箇所の特定を行いました。
発生箇所推測1: 排水孔
最初に疑ったのは浴室の排水孔ですが、排水孔はよくあるタイプのいったん水がたまって下水管から直接上がってこられないようになっているタイプ。排水孔自体のカバーなどを外して見たところ、髪の毛などが結構たまっていたため、おそらくここに幼虫が住み着いたのだと思い、いったん排水孔をきれいにして安心したのですが……出てきました。まだいます。どうやら排水孔ではなかった。
発生箇所推測2: 換気扇
次に疑ったのは換気扇です。というのも、お湯をはっていない浴槽内にチョウバエのものと思われる幼虫が1匹転がっているのを発見したためです。幼虫は「ひじき」のような外観、黒く細い芋虫です。
浴室は浴室乾燥機能と24時間換気がついた換気扇が天井に埋め込まれています。これが、下水管とドアを除く室外との唯一の接点になるので、ここから落ちてきたのでは?と考えた次第。機種はTOTOの「三乾王」、ビルトインタイプ(天井埋め込み)集合住宅向けの2002年頃のモデルです。換気扇自体はカバーを外してみるとシロッコファンになっており、なかも複雑に入り組んで少々の手間では詳しく調べられそうにありません。しかし、落ちてきたとしたら換気扇のカバーなどに何かしら幼虫がいた痕跡や幼虫自体がついていそうですが……いませんでした。
発生箇所推測3: 浴槽の下
最後に疑ったのは浴室の周囲にある排水溝と、排水溝やその他浴槽周辺からの水を受け止める、浴槽の下の空洞です。浴槽は手前のカバー(エプロンと呼ばれる部品)を外すことで下部を見ることができますが、見られると言っても狭い場所なのであくまで手前から覗くくらいが限界。でもエプロンを外して見てみました……すると、エプロンを固定しているパッキングなどに、数匹の幼虫が既に付着、これです。ここでした。幸い、ワラワラと幼虫が蠢くような状況ではありませんでしたが、少なくとも相当な数がこの近辺にいるはず。
退治
とりあえず手元にいる幼虫に手近にあったバスマジックリンをふきかけてみましたが、すぐには死にません。成虫よりも薬剤などに強いようです。次にカビキラーをかけてみましたが、これも軽く30秒くらいは動いています。即効性はありません。なかなか頑丈な鎧をまとっているようでやっかいな相手です。本来であればここで使うべきは専用の薬剤です。
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こういうやつですね。しかし、排水孔のなかのような場所が特定できているわけではなく、浴槽の下のどこかにいるという状況。薬剤を散布するにも浴槽の裏側などは届かないので、効果の有無が確認できません。また、こんなの買ってる間はありません(売ってるのも見たことがないので通販しかない)。とりあえず見える場所にいる幼虫にはカビキラーでじわじわと攻撃をしかけ、いったん浴室のドアを閉めて買い物に。買ってきたのはこれです。
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効くかどうかはわかりませんが、とりあえずこれを浴室に仕掛けて所定の時間放置。とりあえず潜んでいる成虫はこれで殺せるはず。そのあと、浴槽の下全体に湯温最大にしたシャワーを吹きかけ、熱いお湯で全体を洗い流しました。残念ながら浴槽の裏側などは届いているかどうかもわからないので、なるべく時間をかけてたっぷりとお湯で流しました。
なんとか沈静化
効果があったのかどうかは不安でしたが、処置から既に4ヶ月ほど。今のところチョウバエが再発した様子はありません。どうやら退治できたようです。
チョウバエ自体は特に噛んだり刺したりする虫ではないのですが、幼虫は不潔なところで育つので、そのままそのあたりの「不潔なもの」に触れた状態で誕生、そこから飛んで出てきます。少なくともきれいな虫ではありません。退治できたのは幸いでした。