入居1年半が経過。なんか開催回数がやけに少ないように思う総会が、今度開かれるので、出欠確認の用紙と、各種資料が配付されてました。内容をみてあきれてしまいましたので報告。
保険を掛け捨てから積み立てタイプに
案内には、合計7つの議案が列挙されており、その中の4番目に、「積み立てマンション保険について」という内容が。そこの説明文は下記のようになってました。
「修繕積立金の運用とペイオフ対策も含めて、現行の掛け捨て保険より、積み立てマンション保険への変更について理事会で協議した結果、本総会へ提案することになりました。別紙、既存保険比較表、に基づいて説明します」
さて、別紙、別紙.....
なんだよ1枚ペラの紙じゃないの。内容は、
- 積立金が合計で2000万を超えました。
- そこで、修繕積立金の運用方法として、ほぼ全額積み立てマンション保険に移行プランか、万が一を考えていつでも使用できるように若干残したプランを、試算しました。
とあります。最初の一文はいいでしょう。確かに、2000万を超えた額を1カ所の銀行に集約していると、銀行破綻時に1000万しか戻ってこなくなりますから。で、次。「そこで」って何?最初の文では、金額が書いてあるだけ(実際はもっと具体的な数字が書いてあります)。特に「何が問題」ということは提案されていません。それなのに「そこで」って、何に対してそこで、なのか全然わかんない。というか、わかるけど、きちんと書けよ、ってかんじです。この文面だけだと
「かねてから、2000万を超えたら運用方法を考え直そうと企んでました」
とでもいいたいように思えてしまいます。
次、「ほぼ全額」って、何?。紙の下半分には、現行の保険で支払っている金額と、積み立てマンション保険なるものの金額が書いてあります。そこには、保険料として1,700万円程度の金額が必要と書いてあります。ということは、ここで言う「ほぼ全額」とは、2,000万円ちょいの金額に対する1,700万ですか??数百万の誤差がありますが、「ほぼ」ですか?どういう感覚してんのよ。こういうところで「ほぼ」とか書くなよ!
おまけに、これだけを読んだ居住者は、この紙が言っている「現行の掛け捨て保険料」というのが、いったい何を指しているのかたぶんわかりません。実際、どれのことだろう、と思って同封されていた決算書をみてみました。すると、同じ金額で「火災、施設賠償責任保険、個人賠償責任保険」というのが計上されています。たぶんこれのことなんでしょうね。
そうなると、わかんないのが
- 火災、施設賠償、個人賠償責任保険
- 積み立てマンション保険
この2つがどういう風に関連するのかです。この文章からでは、なんで修繕積立金の話と、火災保険の話が関連するのかわかりません。実際調べたわけではありませんが、おそらく、内容から推測するに...…
- 現行は、火災保険は掛け捨てで年額数十万円を払っている。
- 巷には、火災などの保険と修繕積み立てをパックにした保険商品がある。この商品、5年満期で返戻金があり、支払いだけみると掛け捨て保険よりお得。
ということなんだろうと思われます。上記のことから
- 掛け捨て保険をやめて、どうせペイオフ解禁で銀行に預けておくのも危ないのだから、修繕積み立てとセットにしてしまえば?
- 積み立て保険は保険会社が破綻しても返戻金の9割(保険料は1,700万円で、返戻金は1,500万円、その9割だから、1,350万円)が戻るので、銀行より安心。
という話が出たのでしょう。となると、この説明資料に決定的に不足しているのは
- 乗り換えようとしている2つの保険の、契約・補償内容比較表。
です。なぜって、保険に支払う金額だけで保険を選びますか?普通?。内容を見て、金額に見合うかどうか、というのが保険を選ぶポイントではありませんか?ほかの要素とセットになってお得だから、というだけで保険を変えますか?普通。
もうね、頭にきますよ。こういう資料。おまえらは素人かと。いや、たぶん素人なんだ...
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TEPCOひかりの件
このマンションの理事会設立総会で、光ファイバーの導入についての話があがっていました。そう、2003年の4月頃の話です。やっと光が我が家にくるかもしれません。なんと1年がかりで...ってあほか!
今時、こういうサービスを導入するかどうかのディシジョンに1年ってのは、もう馬鹿にしてるとしか思えません。サービスは、利用する期間が長ければ長いほど、対価に対するパフォーマンスが向上します。1年ですよ、1年。50年住むとしたら、2パーセントがすでに無駄に費やされている訳ですよ。その説明の文面は、下記のようになってました。
「居住者より、TEPCOへ問い合わせがありインターネット設備が導入できるかどうかの建物調査を行いました。その結果について報告...」
って、問い合わせをしてくれ、というか、してみるという話が出ていたのは1年前。しびれをきらしてウチが問い合わせを出したら、「すでに調査依頼と結果が出ています」という通知が返ってきたのが、この前の秋!。どんだけかかってんだよ!結局、理事会はこの件について何も動いていなくて、居住者の誰かが問い合わせをかけて初めて動いていた、ということ。1年前に「導入について検討する」という話が出てから、何をしていたのか。
下手な古い会社よりも遅い!
総会は今週末。憂鬱です。次の理事とかなっちゃったらどうしよう。たぶん、最初の保険の件も、金額だけをみてあたふたしているのは、すでに頭に思い浮かぶ年配の理事に違いありません(エレベータの保守費用をまけろ、とアホな議論をふっかけていた人です。そんなところケチらんでほしい)。こういうオッサンが居るグループで理事とかやるのは...正直嫌です。
おまけ
昨年の臨時総会などで、やっかいな理事の猛攻を食らっていた管理会社の担当者、会社やめちゃったそうです。くだらないことで議論を大脱線させ、なれない担当者をてんてこ舞いさせて疲弊させる方もさせる方なら、それくらい論破できずに滅入ってしまう管理会社側もどうかと。その辺、どうなってるのかと小一時間...(略
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