マンション購入記録

分譲マンション購入時のあれこれとその後

パナソニック ビルトイン食洗機修理

食洗機が故障した

利用開始から7年目にして、パナソニックの食洗機が故障しました。

型番は「NP-P45X1S1AA」、45センチ幅のビルトインタイプ食洗機。症状は「さっと」ランプと「念入り」ランプが点滅した状態で、スタートボタンを押してもビープ音が連続して洗浄できないとうものです。モード切替で乾燥のみにすれば利用はできたのですが、それでは不便なのでパナソニックの修理窓口に連絡して来てもらいました。

じつは、数ヶ月前も一度来てもらっています。そのときは食洗機の下段にある引き出しが、食洗機と干渉するようになってしまったという症状でした。当時もパナソニックに来てもらったのですが、別段食洗機に異常はなく、枠がゆがんでいるなどの状況もみられないということで、キッチン全体の立て付けなどの問題かもしれないとういことで特に対処無し。そのまま、引き出しがカツンカツンと当たる状態で使い続けていたのですが、それと関係有るのか無いのかは素人にはよくわかりません。まずはパナソニックのサポート担当の人に来てもらうことに。

修理担当来訪

パナソニックの方が来られると、一目で「これは水漏れ、後ろでパイプが外れているか緩んでますね」という診断がなされ、早速食洗機を取り外して確認することに。まず、食洗機下段の引き出しを引き抜き、底板を留めていたネジを外して底板を外します。左の写真は引き出しを引き抜いたところ。底板はカラーボックスの背面版のように、溝に沿ってスライドさせながらはめ込むようになっていました(下の写真)。

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引き出しを引き抜いて、底板を外した状態の写真が下の写真です。キッチンの床板が途切れ、コンクリートの床が見えています。太い管は排水管でしょうか。白い蛇腹状の管は食洗機の給湯パイプのようです。それにしても…キッチンの一式、これって純粋に床に乗っかってるだけじゃない?おまけに床板からはみ出した部分は板の切れ端で支えてるとかこんなものなの?(パナソニックの方にちょっと聞いたところ、どこもこんなものですよ、とのこと…ほんとかなぁ)。

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次に、一旦外に出て給湯栓を閉じ、再度戻ってきて流し台の下に潜り込んで背部の電源OFFと配管を外しているようです…で、このあと問題が発覚。

「食洗機が外れませんねぇ」

この状態であれば、食洗機の枠を引き出すとそのままごそっと抜けるのが普通の取り付けだそうなんですが、どうも、キッチンの天板に付いている何かが干渉して引っかかってしまっているとのこと。隙間からのぞき込んだパナソニックの人は「ちょっと社に戻って工具を取ってきます」と、一度戻ってしまいました。20分ほどで再度登場(結構近くのサービスセンターだったので)。

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取り外し、まさかの事実

工具を持って戻ってきたパナソニックの方は、床に養生用のシートを敷いて本格的な作業開始。まず、食洗機とキッチン天板の隙間に長い工具を差し込んで、ハンマーでカツンカツンと叩き始めました。ええっ!?大丈夫?と思っていると、引き続き食洗機がゆっくりと引き出されてきました。

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手前の部分に汚れがたまっているのはご容赦を。こうやって食洗機を抜き出してみると…

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なんと…天板に余計な木の板が…。そしてパナソニックの人が一言。「この、マジックで書いてある番号…隣の部屋の番号じゃないですか?おまけにこの木、両面テープで留めてあるので多分不要なものですよ」。

そう、天板を運搬する際の下駄のようになる板が両面テープで付いたままに。おまけにどうやら、天板は隣の部屋のもののようでした…。さらに、通常は天板を取り付けてから食洗機をはめ込むところを、この施工者は「食洗機を取り付けてから、上から天板を被せた」ようなのです。だから、あとから食洗機を取り外そうとしても外れなかったのですね。それにしても…隣の部屋の部材が来ていたということは……もしかして7年前の内覧会で発覚した、「頼んだゴミ処理機が付いていなくて食洗機が付いていた問題(内覧会(4) - マンション購入記録)」の原因は、純粋に隣の部屋と部材一式を取り違えていたことだったのは???

ま、販売会社も施工会社も倒産してしまった今となっては確かめる術もありませんが、いずれにしても、この板は不要そうなので取り外してもらいました。

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で、結局食洗機異常の原因は、背面にある給排水管の劣化による緩みで水漏れを起こしていたことでした。ゴム製の部品がかなり硬化してしまっており、留め具と接続部の間に隙間が空いていたようです。単純に締め直すことで応急処置も可能でしたが、このあたりの部品は消耗品でどうしても経年劣化は避けられないとのこと。というわけで、一式の交換をお願いしました。費用は工賃込みで15,600円。

作業は1時間弱で完了し、その場で支払いを終えたあと、内部の清掃も兼ねた空っぽでの試運転を行って終了。

で、1つオマケの効果が。なんと、冒頭に書いていた食洗機と引き出しの干渉も直っていたのです。ということは、恐らく天板についていた余計な板の粘着テープが緩むか板がゆがんで、天板から食洗機を押し下げてしまっていたのでしょう。なんというか、7年越しで施工ミスと不良が発見、正されるというオチまで付いた食洗機修理イベントでした。

ちなみに、パナソニックの方に最新型の食洗機に置き換えた場合どうだろう?ということを聞いてみましたが、機械自体は非常にシンプルな作りで、新しいモノでも目立った新機能は無いとのこと。今回の部品入れ替えで今の機械はまた暫く使えるので、今のまま使い続けてなんの問題もないとのことでした。そんなもんなんですね。